そんな千賀の投球で面白いデータがある。それは被打率だ。本来、対戦回数が増えると打者が有利になる傾向が強く、被打率は高まる。一方で千賀は、1巡目は.271、2巡目は.203、3巡目は.086と徐々に被打率が下がっていくのだ。
「『自分はこういうふうに投げていきたい』を合わせていく中で、『今日の自分』というものが投げていけば投げていくほどわかってくる。自分の感覚とデータを自分の中で整理して『今日の自分はこうだな』と。メンタルと数字が合ってるのは面白い」と好調の要因を語った。
メッツに加入して3年目を迎えた右腕。「チームの雰囲気はすごくいい」と語る中で、最も中の良いチームメートは、守護神を務めるエドウィン・ディアスだという。
今季のスプリングトレーニングでは、アメリカメディア『SNY』が公式SNSで「センガ・コウダイとエドウィン・ディアスがスプリング・トレーニングに参加」と報じ、2人が談笑しながらグラウンドに歩いている姿を動画で公開。日本のファンからは「仲良いな」「こういうの好き」「このデュオが大好き」「英語力が成長した証」とポジティブなコメントが寄せられていた。
ディアスについて千賀は「ディアスが一番連絡くれる。お互いにいい時も悪い時もメッセージを送り合ったり。言葉がわからない僕に声をかけてくれる選手がたくさんいますけど、彼の場合はグラウンド外でも連絡をくれたりするので、頑張って欲しい」とエールを送った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


