これに金氏は「韓国のケーブルテレビで、“日韓歌合戦”が行われた。日本の歌手が訪韓して、非常に反応が良かった。国民たちに反日感情はなく、文化的交流でお互い好き同士になっている。私も先日、別府へ行ったが、その飛行機は韓国人ばかり。反日・親日とはほど遠く、国民は意識していないだろう」と返す。
武藤氏は「徴用工問題で『10万人規模の集会をやる』と言ったが、集まったのは1万人。活動家しか来なくて、一般の人は無視している。独立記念日でも『集会に出るより、日本に行った方がいい』という雰囲気だ。尹氏の気持ちがどこまで伝わったかは不明だが、最近は『祖父母から聞いてきた日本人像と違う』という雰囲気が出ており、もう大きくは変わらない」と、意識の変化について触れた。
金氏が今後の展開を予想する。「李氏は日韓関係どころじゃない。簡単に言えば“右翼たたき”が先決で、尹氏らの措置をどうするかをやりたい。家の中が整っていないから、外のことは後まわしだ。私のような脱北者には、『李氏が大統領になると、北朝鮮に送り返される』といった根拠のない話が出る。そうした状況のため、日韓関係の話は、もう少し後になるだろう」。
(『ABEMA Prime』より)
