【MLB】カージナルス 3—7 ドジャース(6月8日・日本時間9日/セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したカージナルス戦で、カーショーが今季5度目の先発登板。5回を投げ抜く粘投で、ついに待望の今季初勝利を掴んだ。
復帰後は4戦連続で勝ち星に恵まれていなかったカーショー。この日は初回にいきなり二塁打を許す立ち上がりだったが、持ち前のテンポと緩急を生かした投球で、要所を締めていった。序盤から3イニング連続で奪三振を記録し、カージナルス打線に流れを渡さなかった。
打線に援護をもらい、4-1とドジャースが3点をリードして迎えた5回には、2死二、三塁と一発同点のピンチ。ここで迎えたのは、得点圏打率.328を誇るドノバン。初回にはツーベースを浴びており、嫌な印象が残る打者だった。
だが、この難局でも冷静そのもの。初球は72.5マイル(約116.7キロ)のカーブでタイミングを外してストライク。2球目は90.8マイル(約146.1キロ)のストレートを高めに投げ込みファールを取ると、最後は外角に85.5マイル(約137.6キロ)のスライダーで空振り三振。わずか3球でこの難敵を封じた。
昨季8月18日のカージナルス戦以来、294日ぶりの勝ち星をマーク

