スペイン戦の予想布陣
【映像】衝撃! 長谷川唯が「神トラップ」の瞬間
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 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は日本時間6月28日、アウェー強化試合でスペイン女子代表戦と対戦。招集メンバーの起用法を読み解きたい。

【映像】衝撃! 長谷川唯が「神トラップ」の瞬間

 今回は18名という少数精鋭。メンバー発表会見で日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長は、「スペイン遠征は、理想で言えば2試合をやりたいところでしたが」、1試合になりました。女子EURO2025前のインターナショナルマッチデーを活用しながら強豪と戦うことを計画したなかで、FIFAランキング2位のスペインと試合をすることになりました。理想的な相手だと思います」と事情を説明した。

 また、今回は東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会(7月6日開幕)との2チーム構成になっており、5-6月のブラジル2連戦に招集されていたGK平尾知佳(グラナダ)、GK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)、DF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)、DF石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)、FW山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)らはE-1選手権に回ってスペイン遠征は選外に。また、欧州はシーズンオフという影響もあり、MF千葉玲海菜(フランクフルト)、MF籾木結花(レスター)、MF清家貴子(ブライトン)、MF植木理子(ウェストハム)なども外れた。

 昨年末の就任からここまで3勝1分2敗の成績を残しているニルス・ニールセン監督は、選考に関して会見で「欧州がシーズンオフのため、コンディション重視で(シーズン中の)アメリカでプレーしている選手を比較的多く選んだ。ブラジル遠征の段階で選手たちにも伝えていた」とコメント。そして、「欧州組はもちろん100%のコンディションではないだろうが、良い仕事を期待して選出している。ただ、スタメンでも45分から60分で交代する選手もいるかもしれない。今のところスタメンはアメリカ組が多くなりそうな気がしているが、スペイン合宿で選手のコンディションを確認してから改めて考えたい」と続けた。

 一方でニールセン監督は「スペイン戦は勝ちにこだわりたいし、これまで学んできたことを生かしていきたい」とも語っており、実際に世界屈指の強豪(2023年の女子ワールドカップで優勝、2024年のオリンピックで4位)であるスペインと戦える貴重な機会でもある。コンディションを考慮しながら可能なかぎりベストメンバーを揃え、そのうえで交代枠を積極的に使い可能なら18人全員を起用する流れになるか。

新キャプテンの長谷川唯にニールセン監督も大きな期待
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