告発文には4つの事案が「県警の闇」として記載されていた。うち1件は、霧島警察署の30代の巡査長が2023年4月、知り合った女性にストーカー行為をはたらいたというもの。犯罪や災害から地域住民を守るためにある駐在所の巡回連絡簿を悪用し、女性の連絡先を入手したという。

 もう1件は枕崎市の公衆トイレで女性が盗撮被害を受けたとみられる事案が発生し、防犯カメラを調べたところ、枕崎署の警察車両と巡査部長が特定されたというもの。

 告発文では、事情聴取を検討していたが上から「静観しろと指示された」とある。どちらも小笠原氏に告発文が届いた時点では公表されていなかった。

情報漏えいをした、驚きの動機
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