■「令和の若者たちに“出会いクラッシャー”が起きている」
出生数70万人割れについて、国立社会保障・人口問題研究所は「コロナ禍で落ち込んだ婚姻数が感染防止措置が明けた2023年になっても戻らなかったことが大きな理由」だとしている。
婚活コーディネーターの荒木直美氏は、「令和の若者たちの間に、出会いクラッシャーが起きている。昔は通勤や合コン、同じ職場、サークルの友だち、結婚式の二次会などの出会い環境があった。しかし今は合コンは減って、職場はリスキー。サークルも別れたら気まずいから、友だちで止まった方がいい感じもある。コロナというより、若い人たちの出会い事情が変わった」との見方を示す。
実業家・TikTokerの岸谷蘭丸は、「Z世代の当事者として言わせてもらうと、めちゃくちゃ解像度高い」と同意し、「生活の場がインターネットに移ってしまったことで、リアルベースでのコミュニティが本当に減ってきている。出会いの場もインターネットに移さなきゃいけないが、そこがそんなにうまくいっていない」と実情を語った。
■「マッチングアプリは“モテる人のためのツール”」
