日本人の5人に1人に症状があるとされる「睡眠時無呼吸症候群」の新たな治療法として、「舌下神経電気刺激療法」が注目されている。実は、お笑いトリオ・パンサーの菅良太郎(43)も、この治療を始めた1人だ。
日本では2021年に保険適用されたもので、手術で鎖骨の下に“電気発生装置”を植込み、そこから電極を伸ばし、“舌下神経”に刺激を送ることで、舌を前に引っ張り、気道がふさがるのを防ぐ治療法だ。
菅は、この手術を2024年5月、都内で10人目に受けたという。「危ないと言われた。治療を始めないと、確実に寿命が10年は変わると言われた」。
首筋の皮膚の下には、コードの凹凸が浮かぶ。「電気を流すと呼吸が通る。『電気系の罰ゲームだけ、一生受けられなくなる』と言われたが、ちょっとラッキーだと思った」。
月に一度の診察に密着
