【MLB】ロッキーズ — ドジャース(6月25日・日本時間26日/デンバー)
ドジャースの山本由伸投手が先発登板したロッキーズ戦で試合が思わぬ形で動いた。
注目のシーンは両チーム無得点で迎えた6回だった。2死二、三塁のチャンスで打席にはマンシー。ここまで両軍1安打ずつという緊迫した投手戦が続いていたが、カウント2-2となったところで突然、大粒の雨が降り出す。現地は一気に土砂降りとなり、観客も次々と避難を始めるほどの豪雨となった。
その中でマンシーはフルカウントからの7球目を高々と打ち上げる。セカンドのエストラダが打球を追ったが、雨粒で視界を失ったのか、最後まで打球を見失う結果に。ファーストのトグリアも真横にポトリと落ちてきた打球に戸惑うようなリアクションを見せた。
これが“タイムリー内野安打”となり、三塁からラッシング、二塁から大谷が一気に生還。ドジャースが幸運な形で2点を先制した。試合の実況を務めた長坂哲夫アナウンサーは「雨で見えなかった!こんなことが起きてしまうのか!」と驚きの声をあげていた。
また、解説を務めた元プロ野球選手の杉谷拳士氏は「さすが大谷選手、走ってましたね!」とスキを逃さない走塁を称賛する一方、「雨粒が大きいんでわかんなくなっちゃうんですよ」とフィールド上の難しさに同情を寄せていた。
このプレーの直後に試合は一時中断。中継の視聴者からは「恵みの雨」「相手のピッチャー可哀想すぎる」「地球が山本を援護した」といった声が相次いだ。また、この状況で先制の一打を放ったマンシーに対して「マンシーの奇跡として永遠に後世に語り継がれるであろう」「ニコニコで草」「マンシー今持ってるよね」など、驚きと笑いの声が交錯していた。
文字通り“天が味方した”形となったドジャース。この幸運の2点が、終盤の試合展開を大きく左右することとなるのか、注目が集まる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


