WBAスーパーフライ級10位の健文トーレス(TMK)が7月20日にキルギスで開催される「3150×LUSHBOMU Vol.7 in キルギス」のメインイベント、WBA同級挑戦者決定戦に挑むことになった。人生のレールを踏み外し、2度の刑務所暮らしで計11年のブランクを作ったかつての天才が37歳にして夢への一歩を大きく踏み出した。

 奇跡のカムバックロードを歩む健文にチャンスが訪れた。WBA同級暫定王者デビット・ヒメネス(コスタリカ)との挑戦者決定12回戦はなんと中央アジアでの開催だ。24日に都内で開かれた記者会見で、健文はやや緊張しながらも己の決意をシンプルに言葉にした。

「僕がしてきた努力はだれにも奪わせません」