【NASCAR】第17戦 The Great American Getaway 400(日本時間6月23日)/ポコノ・レースウェイ
全米を転戦するストックカーレース、NASCAR(ナスカー)の第17戦が開催された。レース終盤、トヨタ車2台による、オーバルトラックを主戦場とするNASCARならではの超高速バトルが見られ、ファンを魅了している。
レースは残り30週を切った時点で、ポールシッターでスタートしてステージ1を制覇した11号車のデニー・ハムリンと、ステージ2を獲った19号車のチェイス・ブリスコーによるトップ争いとなった。操るマシンはどちらも同じトヨタ・カムリである。
ロードコースと違って高い速度域がキープされるオーバルトラック。そしてコースレイアウトは3つのターン(コーナー)と3つのストレートのみというポコノ・レースウェイ。走行ラインの自由度が高いことから、いかに高いスピード域を持続できるかが勝負の分かれ目となる。
ブリスコーの運転映像を見た解説の古賀琢麻氏は、「ステアリング操作がワンモーションでスムーズなので、燃費を稼ぐような走り方をしています。クルマも決まっています」と語り、ハムリンに関しては、「ハムリンのほうがガスも入っていて、ラスト10ラップくらいまではブリスコーを泳がせているかもしれません。心理戦ですよね」と語った。
2人のドライバーは高速域で走行を続けながらも、フィニッシュまでの燃料を考え、それぞれの思惑とチーム戦略のもとにアクセルを踏み続けている。そんな状況下で、映像にはアクセル開度とスピード(マイル表示)が映し出された。
どちらも160~180マイルで周回を重ねていたが、瞬間的に猛追するハムリンが脅威のトップスピード「193マイル」を叩き出した。193マイルといえば、日本の速度表示に換算すれば、時速約310キロ。アメリカが舞台のレースで、トヨタ車がたくましい姿をアピールした瞬間である。
このNASCARならではの超高速バトルを観ていた視聴者からは、「いつ仕掛けるかな」「燃料もつのか」「ハムリンはブリスコー燃料ヤバいの知ってるやろな」「トラフィックに追いついてからどうなるかだね」など、冷静に両車のレース戦略を楽しむようなコメントが寄せられている。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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