記録的な猛暑が続く夏のことだった。国近さんの暮らすアパートである出来事があった。「僕と同じ一人暮らしの人。だいぶ前、30年くらい前かな、両親と3人で住まわれていた人。それが次々に亡くなって。なんか僕みたいな感じなんですよね。8月の台風が来た時点から、お隣に住んでいる人が魚の腐ったようなにおいがする、変なにおいがするって言って。自治会長さんに何かあったのかもしれないと届けて、そして14日に発見された」(国近さん)
「8月14日、近所の人が部屋で亡くなっていたのが発見された。彼の境遇は僕とまったく一緒、僕もいずれはと思うと、胸が締め付けられた」( 同 2023年8月14日)
仕事や人間関係などの試練、将来への不安
