将棋日本シリーズJTプロ公式戦が6月28日、仙台市の「夢メッセみやぎ展示ホール」で1回戦第2局の対局を開始した。本局に臨むのは、丸山忠久九段(54)と山崎隆之九段(44)。注目の一戦を制し、2回戦に駒を進めるのはどちらか。振り駒の結果、先手番は山崎九段に決まった。
丸山九段は、1990年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:26期)、順位戦B級2組(A級以上:14期)。タイトル獲得は名人2期、棋王1期の通算3期。棋戦優勝は日本シリーズ2回のほか、前期の銀河戦、達人戦を含む15回。近年は早指し戦で若手棋士を圧倒するなど強さを誇っており2年連続23回目の出場となったJT杯でも躍進に期待が高まっている。
山崎九段は、1998年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:13期)、順位戦B級2組(A級:1期)。タイトル挑戦は前期の棋聖戦五番勝負を含む2回で、棋戦優勝は2017年度日本シリーズなど通算8回。序盤から独創的な指し回しを見せることで知られ、誰にも真似できない自由な将棋や少々の形勢の悪さを物ともしない逆転術でファンを魅了している。本棋戦出場は2年ぶり8回目。8期ぶりの優勝を目指し、初戦に臨む。
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