八田容疑者は、大学生と別れた後、すぐさま追いかけたとみられるが、なぜわざわざスニーカーを脱ぎ、サンダルに履き替えたのか。出口氏は「履物を履き替えることは、たぶん本人にとって、自分の背中を押すために必要だった。自分の気持ちを切り替えていく、ひとつの準備段階だったのだろう。一つその場に『間』を置いている。『間』を置いて、自分の怒りをさらにため込んだ上で、一気に爆発させて、今回の事件に至っている。攻撃されたから攻撃し返すという単純な行動ではない」と推理する。
矢月氏は「必ず普段から履き慣れている靴に履き替える。サンダルで運転するのが常だったのだと思う。被害者の方が謝っていたので、いったん留飲を下げたが、履き替えているうちに怒りが再燃して、それが留置場での話とつながって、脅しでもやってやろうかなと」なったと考える。八田容疑者は、かつて留置場にいた際に「車でひいたら事故扱いだ。仮にパクられても、暴行とか傷害とか。殺人にはならない」と同じ留置場にいた人から聞き、感心した様子だったという。
八田容疑者は海に飛び込んで逃げた?
