■自民党・公明党と連立の可能性は
衆議院では自民党・公明党の連立与党が過半数を割り込む「少数与党」で、今回の参院選でも過半数割れが起きれば、衆参両院で少数与党となり、様相も激変する。まず国民民主党としては、何議席を目標とするのか。「去年は(衆院選で)7議席だったところ、党として単独で法案が出せる21議席を取りたいとして結果は28議席だった。今回は参議院でも21議席にしたいので、非改選の5議席を除いて今回は16議席を取りたい。参議院の21議席の方が重く、予算を伴う法案を単独で出せるようになる。手取りを増やす法案は、ほとんど税制や予算に関係するので、これを出す権限を手に入れたい」。
周囲が気になるところは、仮に少数与党となった場合、国民民主党が連立に加わり玉木氏が財務大臣になる、さらには総理大臣になることがあり得るのかという点だ。この問いに玉木氏は「選挙結果次第だと思う」と繰り返した後、自民党・森山裕幹事長、公明党・西田実仁幹事長、国民民主党・榛葉賀津也幹事長によって103万円の壁からの引き上げ、ガソリン暫定税率廃止を検討したことに触れ「約束を果たさないところとはできない。石破自民党とはできない」と、連立に否定的な考えを示した。
■自民党・公明党と連立の可能性は
