20日は参議院選挙の投開票日。今からおよそ100年前に普通選挙が始まったが、記念すべき1回目の選挙ポスターとはどのようなものだったのか。専門家が解説した。
今からおよそ100年前、日本で初めて行われた普通選挙のポスターでは、太陽を背景に「投票すれば明るくなり棄権すれば暗くなる」と投票を呼びかけている。
「なかなか面白くできていて、右側は明るく、左が暗い。これは印刷が悪いわけではない。コントラストを出している」。そう語るのは、長年、選挙ポスターを研究し「第一回普選と選挙ポスター」の著者でもある、慶應義塾大学 法学部の玉井清名誉教授。
玉井教授によれば、投票に馴染みのなかった有権者にわかりやすく、投票すれば明るい未来、棄権すると暗い未来と明暗をつけたという。
900万人の新しい有権者が誕生
