<大相撲七月場所>◇愛知・名古屋 IGアリーナ
大相撲名古屋場所は前頭十五枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)が8場所ぶり史上37人目の平幕優勝で悲願の初賜杯を抱き熱戦の幕を閉じた。新会場であるIGアリーナのこけら落としで注目を集めた今場所で、静かな闘志が伝わってくる力士が繰り広げた“ド迫力”の真剣勝負を受け「めっちゃキレてる」「ビンタ合戦」「こわいよお」などファンが恐々となる一幕があった。
そのシーンは十日目、十両六枚目・日翔志(追手風)と十両十四枚目・荒篤山(荒汐)の一番で起こった。立ち合いなかなか呼吸が合わず、まず荒篤山が先に立ってしまう。荒篤山は苛立ちを抑えるように首を回し、緊迫した空気が流れるなか、2度目の立ち合いでは日翔志が張っていき、荒篤山も負けじと張り手をバチン。だが手がしっかりついておらず審判から“待った”がかかり、立ち合い不成立に。荒篤山は相手の張り手が目に入ったのか、目を押さえる仕草を見せた。
“バチバチ”静かな火花が散った取組とは2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



