将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第3局が7月29日、北海道千歳市の「ポルトムインターナショナル北海道」で行われている。
防衛6連覇を目指す藤井王位に永瀬九段が挑戦する“真夏の七番勝負”は第3局へ。本局は、新千歳空港国際線旅客ターミナルに直結するホテル「ポルトムインターナショナル北海道」を舞台に争われている。
シリーズは藤井王位が2連勝中。本局は先手矢倉、後手雁木の戦いとなった。これまでの2局で志向された角換わりとは一変、持久戦調でスローペースな展開となった。
ABEMAの中継に出演した黒沢怜生六段(33)は、「永瀬九段はまだ想定の範囲で、この後も相当(研究が)深いと思う。藤井王位としては自然な手を繰り出していくと研究にスポッとはまってしまうこともあるので、その辺りを警戒をしていると思う。ただ、藤井王位はひねったことはしないので、最善を追求しながら考えていくと思う」と印象を語っていた。
午後も一手一手が重くじっくりと駒組みが続くことが想定されているが、両者はこの一局にどのような構想を描いているのか。今後の進行からも目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。
藤井王位、永瀬九段の昼食メニューをチェック




