生死の境をさまよい、更生支援に目覚めたことで、後悔と子どもへの愛情が、日に日によみがえってくる。

「いま何をやっているのかすごい心配。ちゃんとお金持っているのか、ちゃんと食べているのかどうか。会いたいですね。会って自分のいままでの行動を謝りたい。和解して、また元のように仲良くなりたい」(西村)

 ロアビルへの入居直前に姿を消したジュン。あれからまもなくして、無事、西村のもとへと戻って来た。ところが、乗っていた車が盗難車である疑いが発覚し、すぐに警察に逮捕されてしまった。西村は、ジュンの身柄の引受人を自ら申し出て、以来、欠かさず面会を続けている。

「付き合う人間が悪かったので、その人間と手を切る話をしていた矢先なんで・・。自分しか頼る人がいない。だから最後まで面倒をみようかと思う」(西村)

 息子たちと会える日を心に願って、罪深き過去への懺悔の日々は続く──。

※年齢等は2024年11月2日地上波初放送時
(朝日放送テレビ制作 テレメンタリー『「女ヤクザ」の懺悔録』より)

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