【NASCAR】第22戦 ブリックヤード400/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(日本時間7月28日)
NASCAR(ナスカー)の今季第22戦が開催され、トヨタのバッバ・ウォレスが劇的な勝利を収めた。最後までガス欠を心配されながら長丁場を走り切ったが、ウォレスのフィニッシュ後のパフォーマンスにはファンから嬉しいツッコミが殺到した。
今大会の舞台となったのはインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。長い歴史と伝統を誇る、言わずと知れたアメリカンモータースポーツの聖地である。レース展開も、降雨による赤旗中断や2度の「オーバータイム(コーション中のフィニッシュを避けるための周回追加)」など、波乱に富んだものとなった。
31歳のバッバ・ウォレスは、現在NASCARに参戦するドライバーのなかで唯一の“アフリカン・アメリカン”。2022年9月以来、100レース連続未勝利状態で、今季優勝していないドライバーのなかでプレーオフ進出ラインの当落線上にいたこともあり、このリザルトはキャリアのなかでもかなり重要なものとなった。
ウォレスはフロントローからスタートすると、終盤までほぼトップ10内をキープ。今回はマシンのセッティングも決まっていたようで、いよいよ優勝の目が見えてくると、マイケル・ジョーダンが代表を務める「23XIレーシング」のスタッフも落ち着かない様子になってきた。
しかしレース終盤、119周目で最後の給油をしたウォレスのマシンは、全160周に2度の周回追加で、もはやいつガス欠となってもおかしくない状態。そしてファイナルラップ、最終ターン4に入ったところで、チーム情報をゲットした解説の桃田健史氏が「データ上ガス欠だって! 」と叫ぶ。それでも追撃するカイル・ラーソンから逃げ切り、見事優勝を果たした。
なお、フィニッシュ後のウォレスが、NASCARウィナー恒例となる儀式として、盛大なバーンアウト(白煙を出しながら加速や旋回)を決めると、視聴者からは「燃料あるやないかい!」「まだまだ残ってるやんけ」「回るだけ残ってたw」「途中でガス欠になったら笑う」「だいぶ元気に回ってるけどw」「どこに燃料隠し持ってたんだw」と、一斉にツッコまれることとなった。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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