【MLB】エンゼルス — ドジャース(8月13日・日本時間14日/アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手がエンゼルス戦に「1番・投手」で今季9度目の先発登板。初回2死走者なしで迎えたのは、かつての盟友マイク・トラウトとのメジャー初対決だった。23年WBC決勝を彷彿とさせる勝負の末、大谷は笑顔、トラウトは悔しさをにじませるという、好対照の表情が印象的だった。
初回、大谷は先頭のネトを空振り三振、シャヌエルをセカンドゴロに仕留め、あっという間に2死。打席にはトラウトが立った。23年のWBC決勝では、フルカウントから最後はスイーパーで空振り三振を奪い、日本の世界一を決定づけた因縁の相手。この日もその再現のような展開となった。
初球から5球連続でストレートを投げ込み、カウントは再びフルカウント。誰もが6球目も真っすぐを予想する中、大谷は裏をかくように内角へスイーパーを投げ込み、見逃し三振に仕留めた。福田太郎アナウンサーも「またしてもあの時のように、マイク・トラウトから三振を奪いました」と興奮気味に伝える。
投球直後、トラウトは口元をわずかにゆるめつつも“やりやがったな”とでも言いたげな悔しそうな表情。一方の大谷は、控えめにほほ笑みを浮かべ、その後、球審にチェックを受けながらも満面の笑顔を見せた。
中継の視聴者も「大谷楽しそう」「お互い笑ってる」「うれしそうw」「くやしそうw」「ニヤ谷さん」と、2人の対決時の表情に注目。
試合は序盤だったが、この一瞬だけで球場は大盛り上がり。2打席目のトラウトとの対戦でも162キロの直球で2打席連続三振に斬り、今度は大谷に笑顔なし。歴史的な名場面の“続編”は今回も大谷に軍配が上がった。なお、大谷は今季最多の80球を投げ5回途中で降板。5安打4失点も7奪三振の内容だった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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