■寄生虫の魅力とは

脇司氏
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 脇氏が、寄生虫を好きになったきっかけは、「元々毛の生えた動物はあまり好きではない。目のないミミズや魚、昆虫など、変な生き物が好きだった」。その中でも「よりモンスターらしく、姿形が変わっていたり、トゲが生えていたりする寄生虫に魅力を感じた」。

 また、「寄生虫の生き様が好きだ」といい、「姿、形も良いが、どうやって宿主に辿り着くのか。並々ならぬ努力をしている。例えば感染源の卵をたくさん産んだり、餌の中に紛れ込んで食べられることで感染するなど生存戦略をとっていることが興味深い」。

 生存戦略については、「まず餌に紛れて次の宿主にいくのがメイン。あとは、行動を操作して宿主に食べられやすいところに移動する」と説明。その上で、「結局、寄生虫は宿主の生存範囲に縛られてしまう。基本的に寄生虫は、ある宿主にしか奇生できない。でも別の宿主にたどり着いたものが、マッチして、うまく寄生できたら、広がることになる。それを常に目指しているのではないか」との見方を示した。

 ヒトを宿主にする寄生虫は、「口から入り体内を移行し、腸に腹痛・下痢・腸閉塞などの症状を引き起こす『ヒト回虫』」「生魚による経口感染で、腸に寄生。感染しても無症状が多い『サナダムシ(日本海製頭虫)』」が存在するという。

■“推し寄生虫”ベスト3
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