■「『安いから持っていい』『持たなきゃ他国になめられる』議論はすべきでない」

金子熊夫氏
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 日本人が今後、核をめぐる議論をする上で、必要なポイントは何か。金子氏は「タブー視しないことが大事だ。『核問題を議論しない』を含めた“非核四原則”はおかしく、自由に議論すべき。しかしながら、戦後の日本外交を点検すると、核問題は非常にセンシティブだ。現在の日本政府の政策は、現実的にこれ以外ないと考えている。80年間の血が出る思いを考えると、『安いから持っていい』『持たなきゃ他国になめられる』といった議論はすべきでない」と語る。

 古森氏は「安倍晋三元総理から『日本の政治家にとって、核武装論をぶち上げるのは自殺行為だ』と直接聞いた」と振り返る。「それほどマスコミや識者、世論の反発が激しい異常事態だ。核武装論は、日本の安全保障政策における立派な選択肢のひとつ。しかし、それを言うと“悪人”のレッテルを貼られる。その背景には、反米思想や社会主義志向があったと考える」。

■「戦前生まれの人がいるからタブーになるのでは…」
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