永瀬拓矢九段の“シン・負けない将棋”さく裂!藤井聡太王位に快勝した一局を解説棋士が絶賛「かなり流れが変わりつつある」 将棋藤井聡太,永瀬拓矢 2025/08/28 07:30 拡大する まだまだ“真夏”は終わらない。将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第5局が8月26・27日に徳島市の「渭水苑」で指され、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)に91手で勝利した。藤井王位に力を出させない快勝譜に、解説棋士も「新バージョンの“永瀬流・負けない将棋”だった」と称賛した。 挑戦者の永瀬九段が、“藤井曲線”ならぬ“永瀬曲線”を描いて勝利を飾った。真夏の七番勝負として親しまれている王位戦第5局は、舞台を徳島市に移して争われた。本局は藤井王位の3勝1敗と、永瀬九段にとっては後がない状況で迎えることに。運命の一局に、永瀬九段はとっておきの作戦を準備。角換わりの出だしから、早々にペースをつかんでリードを奪うことに成功した。 続きを読む