そんな地方議員について、ユニークな方法を取った自治体がある。福島県矢祭町は2008年、財政難を理由に、議員報酬を月額から日額制に変更した。町議会の緑川裕之議長は、「出馬したときから日当制で、12年間は日額報酬で勤めてきた。(実働日数は)年間30数回で、100万円ぐらいだ」と話す。

 1日の報酬は3万円で、年間平均は100万円。つまり実働は30日という理屈が成り立っていたことになる。なお2024年、財政が回復したため月給制に戻し、年収は約300万円になっている。

年俸762万円で公務38日?地方議員はおいしい仕事?
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