プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2024-25シーズンで、将棋棋士との二刀流としても活躍するBEAST X(テン)の鈴木大介(連盟)が苦しい1年を過ごした。13連続逆連対という悪夢を経験し「最悪のシーズンだった」と振り返る。それでも新シーズンに向け、「優勝以外、意味がない」と強い決意を語った。
―昨年チームは苦しい成績、個人ではプラスだった。
最悪なシーズンでしたね。とにかく調子が悪くて13回連続逆連対は一生忘れないと思います。少し入れ込みすぎてしまい、麻雀は俯瞰して打つことが大事なのに、肩に力が入っていたように思います。思いつめすぎていたというか…。もちろん反省は必要ですが、結果は結果として受け流すことも必要でした。
―入れ替えレギュレーションもあり、プレッシャーのあるシーズンだった。
将棋で慣れている部分もあるかもしれませんが、最善を尽くしていれば悪い結果が出ても「しょうがない」と思っています。勝つために普段より攻め寄りになるというマイナーチェンジはありましたが、基本的には気にしません。だから、戦い方を大きく変えることはできませんでした。
それよりも、日々の生活を崩さないことを意識しています。これができないと麻雀の研究も億劫になってしまう。これは将棋指しとしての性格もあって、淡々とやるしかないと思っています。勉強方法を変えてみるという前向きな変化は歓迎しますが、絶望的な状況でも「負けたら入れ替え」という事実は変わらない。自分の力でどうにもならない部分は気にしないようにしていました。考えても仕方ないことに気を取られるのが一番良くない。なるようになるとしか思っていなかったですね。
―新しいチームになるが、それぞれの役割は。
まだ発表されていないのでわかりません。ただ、自分は麻雀以外の部分でチームを引っ張るタイプではありません。麻雀の対局で結果を残して、チームを引っ張っていければと思っています。
新たなチームメイトの印象は



