ほとんど設定していませんが、普通に打って(プラスポイントを)3ケタ以上は取らなければいけないと思っています。普通に打てれば大丈夫でしょう。
―チームの目標は。
将棋の感覚でいえば「優勝以外、意味がない」。チームのみんなとは意識をすり合わせていきたいと思います。レギュラーシーズンで順位が上に抜けているから良い、ではなく1ポイントでも多く積み上げて優勝を目指します。
―昨年は「絶対的なエースがいない」のが弱点と自ら話していた。下石さんはその存在となるか。
そうですね。チームとしてはうれしいですが、選手としては少し複雑です。下石さんは今A1、自分はまだA2。やっぱりリーグ戦の成績は大きいと思います。麻雀プロはリーグ戦の成績が評価されるべきだと思います。
「Focus M」というMリーグルールの番組に、出場は今年で3回目になりました。1度、優勝していて、今も勝っている。赤があろうとなかろうと関係ない。自分は昭和の麻雀なので、赤なしのほうが強いのかもしれません(笑)。一発勝負の大会で強いのは、将棋で培った力が大きい。120%の力を出せる。他の人は70~80%しか出せない部分だと思います。
―将棋と麻雀の頭の切り替えは。
もう「寝るしかない」ですね(笑)。とにかくリセットすることです。Mリーグに入ったばかりの頃は全然寝付けず、朝4時や5時まで起きていました。若い頃の将棋の対局前も同じで、結局は寝る努力しかありません。あとは昼寝ですね。試合前でも寝られるときは寝る。将棋も今は昼寝をしてから臨むようにしています。寝不足で対局していた将棋で、投了しそうなときに、「なぜこの人はリーチを打たないんだろう」と思ってしまったこともありました(笑)。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



