レギュラーシーズンの終盤だったと思います。最終日じゃなかったかな。（前監督の）藤沢晴信さんから「来期の監督どうですか？」と言われて、全然何も考えずに「いいですよ」と言ってしまったんですけど（苦笑）。監督業にすごく興味があったわけではないですが、「自分が監督だったら」と考えたことは何度かあったんですよ。私は選手が試合に臨む気持ちを理解しているつもりだし、選手の特性や相性の理解度は深いと思うので、そういった部分で監督としての役割のプラスになればと思います。やってみないと分かりませんが、良いように作用する可能性もあるので。監督をやることに対しては前向きに頑張ります。
―選手兼監督が他にも2人出てきた。
今になって聞くと、茅森早香（セガサミーフェニックス・最高位戦）さんの方が先に決まっていたそうです。瀬戸熊直樹（TEAM雷電・連盟）さんは完全に監督ではないけど、監督兼プレイヤーの役割を担っていた時期があり、かなり苦しんでいたと思います。私は監督になったことによる責任感やプレッシャーに耐性はありませんが、もともとあまりプレッシャーを感じないタイプではあるので、たぶん大丈夫だろうなとは思っています。茅森さんも同じような感じだと思いますし。
滝沢さんの監督就任は完全に想定外でした。もともと、そういうものに興味があるかというのも、ちょっと想像がつかないというか。話題性としては十分ですね。私が最初に発表したことによって「選手兼監督でやっていけると思っているの？」という声は結構、多かったんです。ちょっと風当たりが強くて「負けたらどうするんだ」「どう責任取るんだ」という声もよく見ましたが、それを考えていなかったですね。
1年で判断されるかどうかというのも分からない。負けはレギュラーシーズンでの敗退とか、ファイナルに行けない、優勝できない、それらが全部負けになるのか。どこまでの結果を問われているかも分かりません。兼任監督が3人出たことで、私への風当たりみたいなものがなくなってよかったなとは思いますし、3チームが当たることでまたちょっとでも話題になったらいいですね。
新戦力への期待はMリーグ 日程
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