うちでいうと松ヶ瀬さんもそんなに有名ではなかったけども、Mリーガーになってから名前が知られるようになりました。松ヶ瀬さんはもともと自団体で成績を残されていて活躍した選手ですが、永井孝典さんは関西の方で、自団体のリーグでも低い。無名も無名だと思いますが、(オーディションで)大人数の中から勝ち上がっている。テレビ対局も慣れてはいなかったと思いますが、物怖じせず堂々と打っていて、度胸がすごくある。度胸と勝ち取る力。そういうものはすごく強いです。
雀士によって得意な戦場みたいなものは違うと思いますが、永井さんは比較的スプリンター。短期戦が得意な選手かなと思います。Mリーグはリーグ戦ですが、リーグ戦ということをあまり意識せずに、短期集中でやってもらいたいと思っています。一応監督なので、そういう戦いをしてくださいと伝えた時に、どう戦ってくれるか非常に興味深いです。
チーム戦自体は慣れてないと思います。誰しも初年度は経験してきたプレッシャーとか、見えない力に囚われると思うんですよ。その見えない何かを早く払拭できるように、チーム全体で支えたり、しっかり言葉にすることで相手に意識してもらうとか、そういったものはちゃんと伝わるようにしていきたいです。
最初の1年は試されていると思うんですよ。打ち方もそうだし、立ち居振る舞いもそうだし。成績が出てくれれば自信にも繋がると思いますが、出なかった時に潰れてしまうと困るので、何とか周りで支えたいですね。そもそもすごく努力していて、自団体の先輩方に協力してもらって自身の雀力アップを図ったり、見た目も気を遣ってダイエットもしている。やる気はうちのチームの中で一番あるんじゃないかというくらい、めちゃくちゃあるので、そのやる気をMリーグの舞台で発揮してもらえたらなという気持ちです。
内川幸太郎が新加入



