-内川幸太郎(連盟)さんがEX風林火山に入ったことを、KADOKAWAサクラナイツのメンバーは喜んでいた。
私がサクラナイツの立場だったら、嬉しいとかそういうのは分かりませんが、簡単に言えば敵になるわけですよね。滝沢さんも他のチームで敵になったわけじゃないですか。だから、ちょっと「この野郎」という気持ちがあったりもする。KONAMIで活躍していたら、たぶん嫉妬に似たような感情があったんでしょうね。
内川さんはサクラナイツで優勝しリーダーとしてチームを引っ張っていて、いわゆる“ドラ1”なので、サクラナイツの顔だったと思うんです。その内川さんを6年間ずっと見てきて、うちに入ることになった。同じチームになって、私はすごい心強いと思いました。サクラナイツでの内川さんの活躍はもちろんだし、優勝も経験している。力も知っているし、チームにも馴染んでいます。
プレッシャーが良いように作用する人と、あまり良くないように作用する人といると思います。サクラナイツでの重圧が良いように作用していたかは分からないですが、うちのチームではそういうものを取っ払って、一兵卒くらいの気持ちでやんちゃに、がむしゃらに頑張ってほしいですね。素直な気持ちで麻雀を楽しんで、Mリーグを楽しんでほしいと思います。内川さんが感じていたプレッシャーは全部自分が引き継ぐ気持ちで、シンプルに応援しています。
―今期の目標は。
私が監督になったので、結果を求められるというところもあると思います。結果も大事だけど、過程も大事。本当に新チーム同然なので、チーム力を高めていきつつ結果を求めたいです。向かう方向が一致した、きちんと団結力を持ったチームにしていきたい。この1年はおそらく、そういう1年になるだろうと思います。チーム力を高めて、来年を見据えて戦っていきたいというのが、まずは目指すところです。
個人としては、個人成績をプラスにするのはもちろんですが、麻雀を変化させている中でより良い結果を出せるようにしたいです。うちのエースは誰かと言われたら分からない感じなので、自分がエースになれるようになりたいですね。「勝又先生におんぶに抱っこでしょ」みたいに言われちゃうので、そう言われないように自身も力を付けて、チームをきちんとした形で引っ張っていけるような、そういう存在になりたいです。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



