予想外の結果だった。Mリーグ2024-25シーズン、EX風林火山・勝又健志(連盟)は27試合に登板して▲242.1と大きくマイナスして個人29位。チームもレギュラーシーズンで敗退した。勝又は1月に踏ん張れなかったことが「自分やチームの弱さ」と分析。二階堂瑠美(連盟)、松ヶ瀬隆弥(RMU)という2選手がチームを抜ける結果にもなり「僕が足を引っ張ってしまった」と悔やんだ。まもなく迎える新シーズンは「優勝のみ」と断言。選手兼監督に就任した二階堂亜樹(連盟)にも「亜樹ちゃん自身の麻雀に影響が出ないように、協力できることは何でもしていきたい」と気遣いも見せる。
―自身で分析して、昨年はどのようなシーズンだったか。
後半戦に振るわなかったのは、(ポイント状況的に)もうトップを取るしかないと無理な押しをしているので、しょうがないなと割り切っていますが、そういう戦い方しかできなくなった要因が1月あたりにあると思います。そこで踏ん張れなかったところが、自分であったりチーム全体であったりの弱さだったなと思います。
―松ヶ瀬隆弥さんがチームを去り、二階堂瑠美さんも選手としては抜ける結果になった。
チームの判断なので、しょうがないかなと思います。ただ、チームがファイナルに進んでいたら、優勝できていたら、また違った結果になっただろうと。僕がチームの足を引っ張ってしまったので、申し訳なかったなとも思います。
―新たな選手が2人加入した。永井孝典(最高位戦)さんはSSP(スペシャル・スパーリング・パートナー)として参加していた。
厳しく言うと、細かい点でもっと勉強しなければいけないところはたくさんあるかなと思いますが、あれだけの人数のオーディションを勝ち切ったわけですから、勝負所で自分の力を発揮する、勝たなければいけないところで勝つというのが魅力的な選手かなと思います。
―「勝ち切る」ことはプロとして重要。
もちろん勝つ時は運に恵まれて、というのは大きくあるゲームだと思いますが、運が来ていても技術がなければポイントに変えることはできないと思います。それをしっかりとポイントに変えたというのは評価されるべきです。あと、永井君だけオーディションのメンバーの中で圧倒的にキャリアが短かった。タイトル実績も少ないですが、多くの方に見てもらっても自分の麻雀を打てるという勝負根性、メンタル的な部分も良い感じだなと思います。
新戦力への期待は



