―永井さんは「前に出すぎる部分が良くない」と、勝又さんにアドバイスをもらったと話していた。
少なくとも、普段通りの麻雀が自分の力を一番発揮できている状況なので、普段より行きすぎても、自分の力の9割しか出せていないということになる。しかも、それがメンタル的なものから来てしまうものであれば、すぐにでも何とかしなければいけないものだと思います。読みを間違ってというものだと、長い時間をかけて練習していかなければいけないと思いますけど、メンタルはすぐいけると思います。
―メンタルの問題は「心掛け」なのか。
どうなんですかね。僕が緊張しないので(苦笑)。緊張したら「緊張するのをやめよう」と思えばいいじゃないかと考えてしまう。緊張しても無駄だから。無駄なことをしているのは嫌じゃないですか。それか、緊張しても同じ麻雀ができるように、すごく緊張感がある中で練習をする。例えば、なかなか一緒にできないようなビッグネームの先輩方と練習してもらったら、たぶん緊張するじゃないですか。それをやっていけば、緊張状態が当たり前になってきますね。
―新たに入った内川選手についてはどうか。
頼もしいです。先月の世界麻雀を見てくださったみなさまならお分かりだと思いますが、やはり勝負強いですし、良いところだらけだと思います。
―ファンからは「憑き物が取れた」「伸び伸び打っている」との声が多い。
僕は(チームの)リーダーになったことがないので、リーダーがどれだけ大変かはちょっと分からないです。KADOKAWAサクラナイツでの内川君が、どれだけ精神的に負荷があったのか想像できませんが、今一緒に麻雀を打っている姿を見ていると、すごく強い麻雀を打っているなと感じます。
(連盟の鳳凰戦)A1リーグでも結果を出していますからね。内川君はのびのび打っている時に良さが出る。僕は敵の時、いかにのびのび打たせないかということを考えるくらい。今の感じでのびのび打ってもらえれば、結果は自然と付いてくるかなと思います。
新シーズンへの課題は



