-今シーズンに向けて課題は。

 ちょっと専門的な話になりますが、選択がAとBと2つあるとして、Aの方が感覚的にちょっと得だけど、すごく損をするリスクもはらんでいるとする。悪い方に転んだ時は大きなリスクがあります。Bはちょっと損だから大きくプラスすることはないけど、大きくマイナスすることもない無難な選択です。

 そういう時に、ちょっとチャレンジでAを選ぶ。昨シーズンはトップを取り切るためにAの選択を増やしたんですよ。それが悪い方に出てしまった原因の一つだと思っています。AとBの見極め、しっかりと安定させるためにBの選択をする局面も精査していかなければいけない。そういったところを今、自分の課題として練習で一番重要視して取り組んでいるところです。

Mリーグのトレンドとして、押し気味の人が増えた。

 Aを選ぶ選手が増えています。だからこそBに活路があると僕は思いますね。たぶん自分もAの選択を増やしすぎている。もちろんAも使わなきゃいけないし、Bも使わなきゃいけないんだけど、そこの精査という部分に力を入れています。Aの選び方も下手だったんだろうなと振り返っています。今思えばBを選ぶべきなのに、ちょっとの得に拘りすぎてAを選びすぎてしまっているとか、チームのポイント状況でBを選択しなければいけないのに、とか。どういったポイント状況では、どちらを選ぶ方がより良いのかということを中心に勉強は進めています。

―振り返りはどのようにしているのか。

 振り返りの仕方としては、基本的に読みが合っているかどうかという部分と、相手がどんな選択をするのか。例えば「この選手はこういう局面ではAを選ぶんだ」とか、「この選手はBを選ぶんだな」という見方です。それが手牌読みにも繋がってくる。そういった部分で人の手ばかりを見るんですが、眺めているうちに「あっ!自分のここも良くなかった」と目に入るんですよ。

―新シーズンからチームと試合数が増えた。チェック項目が増えると、勉強家として負担は大きくならないのか。

 ワクワクですよ、麻雀オタクですから(笑)。もちろん今日は気が乗らないという日はありますよ。今日は午後半日休みだから麻雀の勉強をしようと思っても、20分で気が乗らない、ちょっと美味しい物でも食べに行くか、とか言っちゃうようなタイプ。逆に勉強をしていて「面白い!」となって、次の日早いのに朝まで続いちゃったという時もあります。そんなことを言っていますけど、始まったら思った以上の量で「いっぱいじゃん!嫌だ!」と思うかもしれない。でも、今のところはワクワクです。

―今期の目標は。

 優勝のみです。個人はもう何ポイントでも、どうでもいいです。

―二階堂監督とはどういう関わり方をするのか。

 僕にできることがあれば、もちろん何でも協力します。心配なのは監督ということで責任感を持ちすぎて、もっと気軽に愚痴だったり不満だったりを言ってくれてもいいのに、自分一人で抱え込んでしまうかもしれないというところだけです。他の面については百戦錬磨だし、問題ないと思います。だから、困ったことがあった時に言いやすいような空間を作っていけたらなとは思います。

 そもそも、僕らが勝てば困ったことにはならないはず。例えば、レギュラーシーズンも常に1位、2位あたりにいれば監督の苦労なんてあってないようなものと思います。まずはポイントで貢献というところですかね。序盤戦でうまくいかなくても、亜樹ちゃん自身の麻雀に影響が出ないように、協力できることは何でもしていきたいなと思っています。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)
 

Mリーグ 日程

12月8日(月)
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12月9日(火)
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