衝撃の退団劇。昨シーズンまでKADOKAWAサクラナイツに所属した内川幸太郎(連盟)は、Mリーグ復帰を目指してがむしゃらに動いた。EX風林火山が実施したオーディションに「ミスターX」として参加、敗れたもののドラフトで指名。チーム入りが決定した。「リーダーというポジションは責任を感じながらやれましたが、今は気楽に自由にやらせてもらっているので」。今期の目標は「とにかく楽しく打つ」と笑みをこぼす。
―KADOKAWAサクラナイツを離れ、次のチームが決まるまでの期間はどうだったか。
退団の発表があったのはファイナル終了後です。その間に風林火山さんのオーディションに、ミスターXとして受けることになりました。世間の人たちが知ったのは5月下旬でしたが、4月から僕は次の準備が続いていました。もう1回Mリーグで戦うために、どうやって舞台に戻ろうかという手段を考えた3カ月間ですね。6月30日のドラフトを目指して、今年中に戻れるように頑張ろうと、いろいろとプロ活動をしていました。
風林火山のオーディションは負けましたが、指名をいただいて、またMリーグの舞台で戦えることになりました。まずは自分のプロ活動としての目標は達成できた。この後は、本当に楽しみしかないです。
プロ連盟で20年来の付き合いの先輩2人がいる風林火山で試合ができるというのは、僕にとって非常に特別なこと。今の風林火山に入りたいという気持ちがすごく強かったので、そういう意味では最良の結果になったかなと思っています。
―KADOKAWAサクラナイツのメンバーからはEX風林火山入りを喜ぶコメントがあった。
オーディションで勝ち上がっていく最中、元チームメイトはいろいろ応援をしてくれたり、反応してくれていました。Mリーグでもう1回やろうという気になったのは、退団を発表する前にチームメイトに相談をしたこともあります。彼らがいたおかげで、もう1回、翌年にMリーグに戻るという決意が固まりました。直後に世界麻雀で優勝できて、渋ちゃん(渋川難波・協会)、堀(慎吾・協会)さん、おかぴ(岡田紗佳・連盟)がお祝いをくれたし、ドラフトで選ばれた時には「本当におめでとうございます」と言ってくれました。新シーズンは敵になりますが、本当に良い友達です。
電撃移籍、周囲の反応は



