プロ活動は東京でやっていないと、なかなか知名度は上がらない。彼は関西の方で、ずっと地方プロとして活動していらっしゃったので。歴は7~8年目ではありますが、リーグもそんなに上がっていないですし、これからの人であることには間違いない。同期で入った2人ではありますが、自分はMリーグの経験とか、東京でのプロ活動の経験が多い方だと思うので、教えられるものはいろいろ教えたいです。
麻雀に関しては勉強会等々チームでやっていきます。僕が口に出さなくても勝又さんがいますし、亜樹さんもいるのでいいと思いますが、楽屋でどうするとかノウハウが分からないじゃないですか。Mリーグ初年度のドキドキがあるんですよね。麻雀もそうですが、慣れているところにはエネルギーを使わない。そうすると、別のところにエネルギーをかけられる。初心者の人は(牌を)並べるだけでエネルギーを70%くらい、外を見るのには30%くらい。僕らなんて並べるのは0%、外を見るのに100%使えます。早く永井君に慣れてもらうために、なるべくいろいろなところで手助けしていこうと思っています。なるべくたくさんオフシーズン中にコミュニケーションを取って、距離感を測っていきたいなと思っています。もう何回かは(チームで)会って食事はしているので、そろそろ1対1で行きたいですね(笑)。
―今シーズンはいろいろと変更点がある。一番重要視している部分はどれか。
まず、個人賞に最多勝が増えたところですね。僕は最高の目標として毎年立てていたのは、出場数にもよりますが、10勝。「2ケタ勝利」というのはプロ野球でもありますが、見栄えもいいし、MVPと同じくらい大事かなと思っています。過去に1回、12勝したことがありますが、MVPを取るよりも10勝したことが嬉しかった記憶があるので、最多勝を狙いたいなというのはあります。ただ、最多勝を取るということは、MVPも同時に取れる可能性もある。今年は初年度に戻った気持ちでMVPを狙っていきたいです。
サクラナイツの時は初年度にスッタン(四暗刻単騎)を打って、(トータルで)ちょっとマイナスだったんですよ。スッタンを打たなきゃプラスだったんですよね。2年目は大活躍して468.7ポイントのプラス。今でもMリーグ歴代3位くらいの記録です。でも、MVPを取れなかった。なので、今年はそれを超えられるようにやりたいです。
あと注目しているのは最低規定打数が「20」に上がったことですね。チームとして総合力が試されるようなレギュレーションに変わりました。調子が悪い人でも20回は使わなきゃいけないというのが、今までとはかなり変わるんじゃないでしょうか。
心機一転のシーズン、目標は



