プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2023-24シーズンで、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)は苦しんだ。自らは17位とポイントを積み重ねたが、岡田紗佳(連盟)の不調をカバーするには足りず、レギュラーシーズンで7位敗退。最年長で看板選手だった内川幸太郎がEX風林火山に移り、代わって新進気鋭の阿久津翔太(連盟)が加入した新チームの軸として、2度目の戴冠を目指す。
―昨期の振り返りから。個人はプラス(+72.5)も、チームはレギュラーシーズンで敗退した。
開幕から僕はすごく好調でしたが、終わってみれば少しプラスで終わり。そのまま好調を維持できていればよかった。もうちょっとできたのではないかという、悔しいシーズンになってしまいました。「もうこんな思いはしたくない」という気持ちです。
―岡田さんの不調が長く続いた。
どうしても麻雀というゲームなので、誰かしらそういうふうになってしまうことは確率的に起こりうるものです。「いつか調子を取り戻してくれないか」という思いと同時に、「いくら負けても自分たちでカバーしてやる」という気持ちもあったのですが、それを達成できなかった。それが結局、レギュラーシーズン敗退という結果に繋がったと思います。
残り4試合くらいの段階でもう「無理なのかな」という空気になってしまって、ファンの方も同じように感じていたと思います。最後まで「行けるかも?」と思わせることができなかったことが、本当に申し訳ないです。
―内川幸太郎さんが抜け、次からは敵になった。
ずっと同じチームで仲良くやってきたので…。チームを抜けることが決まった時には、監督や本人から直接話を聞く機会もありました。ライバルチームになることは関係なく、他のチームに入るために一生懸命頑張っていたので、「次のチームに入る」という結果は、素直に嬉しいです。
―実際に対戦する時のイメージは。
完全に今度は敵同士なので、真剣勝負ができればいいなと。それは誰が相手でも変わりません。内川さんが抜けて、僕は残った。「弱くなった」と思われるのは嫌です。内川さんとの直接対決だけではないですが、「絶対に負けたくない」という気持ちは強いです。
今年からチームの「顔」に?



