それは分からないですね(笑)。そんなつもりは全くないです。僕には合ってないと思います。そんなキャラじゃないんじゃないかなって(笑)。
―チームの中で、中心役・まとめ役を担うことについて。
仲良くやっていたほうが、負けた時にどんよりしすぎない。次の戦いに向けて切り替える上でも、プラスになると思います。みんなで仲良くやっていきたいです。
―今年は試合数など様々なことが変わる。
やっぱり一番大きいのは試合数が増えることですね。麻雀は運の要素がゲームに影響するのは仕方ないことなので、数を重ねるのは安定しやすくなると思います。逆に言えば、その状態で「昨年よりもっと負けました」となると、もう全然笑えない。そういう意味では、負けられないシーズンになると思っています。
―昨年は33試合に登板している。
僕は「もう全部出たい」と思っています(笑)。出られるのであれば。
連闘をどれくらいやるかは、森井さん(森井巧監督)が決めることじゃないでしょうか。僕がいっぱい試合に出ている時は、チームの調子が良くない傾向があるので、他の選手と同じくらい出ているという状況のほうが、むしろチームとしては調子が良いのかもしれません。
僕は全部出たいという気持ちはありますが、それは「チームの調子が良くない」という裏返しにもなるので…(笑)。理想は、みんなが好調で、みんながMVPを狙えるようなチーム。それが一番良い形ですが、なかなかそうはならないですね。
―阿久津さんについて。
“麻雀バカ”で、研究に余念がない。そういう意味では、すごく期待しています。内川さんの代わりに入ってきたということで、正直に言うと「絶対に内川さんには負けてほしくない」です。やっぱり「内川さんのほうが強いじゃないか」と周囲に思われるのはすごく嫌なので。
新しくチームに入った以上、補強じゃないけれど、強くするつもりでやっているので、ちゃんとその期待に応えてもらいたいです。
―入団当初の岡田さんのように、今回も指南役に。
もともと岡田さんに教えている会に阿久津さんも来ていたので、「みんなで研究している」というイメージですね。普段から彼は飄々としています。最近の若い子に多いですが、AIとか、そっち寄りの麻雀をするんですよ。それこそ渡辺太さん(赤坂ドリブンズ・最高位戦)みたいな、ああいう麻雀だと思います。自分でバランスを調整して、勝ってもらいたいですね。
堀慎吾の考える麻雀理論



