やはり先ほど挙げた仲林さんですね。Mトーナメントで敗れたこともあり、リベンジしたいです。それから、自団体の白鳥翔さん（渋谷ABEMAS・連盟）や勝又健志さん（EX風林火山・連盟）は、ずっと教わってきた先輩なので「倒したい」という気持ちがあります。
あと佐々木寿人（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）さん。寿人さんが本領発揮するのは、赤ありのルールだと思っていて、本当に恐ろしい存在。寿人さんと戦った、強さを味わってみたいという気持ちもあります。戦いたい選手を挙げると、キリがないですね（笑）。
―同時期に入る新人選手への意識は。
三浦智博さん（Earth JETS・連盟）とはよくセットをします。連盟の中で、比較的若手でこれから期待されている選手として比べられると思うので、負けたくない気持ちはあります。同じ連盟員として、「頑張ってほしい」という気持ちもありますね。
―個人の目標とチームの目標は。
まずはチームとして、安定してファイナルに行けるようにすることが大事だと思っています。ファイナルに行ったらどうなるかは分かりませんが、安定してファイナルまで行ければ、いつかは優勝できるので。
Mリーグのファイナルが終わる瞬間まで、ファンの皆様に楽しんでもらいたい。安定してファイナルに行ける強さを持つチームを目指し、その上で優勝を目指す、それが一番大事だと思っています。
個人としては、正直そこに関与できれば何でもいいと思っています。僕が不調でもチームが勝てればそれでいいし、チームが好調で自分が不調でも、チームがセミファイナルやファイナルに進めればそれで良い。もし自分が好調だったら、MVPを目指したいですね。
―今後はファンに自分をPRしていく時期。麻雀以外で打ち込んできたものは。
うーん…。麻雀しかしてきていないので（笑）。休みの日はネット麻雀を打っていたり、ゲームセンターで麻雀をしていたりするので、本当に休みがないですね。
お風呂と寝る時間でリフレッシュしているという感じです。特別何かをするわけではないです。学生時代は部活が大変で、そのリフレッシュに麻雀をしていました。それがそのまま仕事に変わったという流れですね。
―Mリーグに対して抱く“夢”とは。
小学生に教えるイベントがあるじゃないですか。自分は6歳から麻雀をやっていますが、小学生の頃に「麻雀やろう」と言っても、誰も知らなかった。「こんなに面白いのに、みんな知らないなんて、もったいない」と思っていたんです。それがプロを目指した理由の一つでした。今は、Mリーグの影響で小学生がプレーできるくらいまで広がっていて、「自分がやりたかったことをやってくださっている」と感じています。自分も、そういう良い影響を与えられる選手になりたいと思っています。
―日々のルーティンは。
毎日なにかしらの仕事があって、起きてから解説だったり対局だったり、さまざまです。帰りの電車では麻雀ゲームをして、麻雀対局を見て…。何時から何時までというのは決まっていなくて、仕事によって変わります。
僕にとって麻雀は、歯磨きをするような感覚。ただ、たまにお酒は飲みますね。美味しいものを食べるのが好きです。好きな食べ物はピザで、肉や魚が全般好きです。やっぱり一番のリフレッシュは「食べる」「寝る」ですね。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合（全300試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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