―序盤と終盤の大切は各所で語られるが、中盤はどのような過ごし方をするべきか。
昨年うちは+100から▲100の間をずっと行き来して、レギュレーションの関係もあって、ずっと緊張しながらやっていました。バタバタとマイナスを抱えてしまうことをやっぱり考えるんですよ。そんな中で終盤のある日から突然、バババッとトップを取ったので、ビックリしました。
―戦っている側だとどのくらいポイントが積み重なっていれば安心するのか。
僕は常にボーダーラインを見ていました。そこと最低250ポイント差があれば良いのかなと。200ポイントだと、1日でひっくり返る可能性がありますからね。
―今期は7人も新選手が入ってきた。注目しているのは誰か。
もちろん連盟員はよく知っているので、そこは楽しみですけど石井一馬(EARTH JETS・最高位戦)さんと下石戟(BEAST X・協会)さんに勢いを感じています。そこと打ち合えるのはうれしく思いますね。
―2人と対戦経験は。どういう打ち手なのか。
發王戦や日本オープンであります。下石さんは昔からそつなく理論的に打つ感じです。石井一馬さんは彼自身が若手の時に、連盟の白鳥翔(渋谷ABEMAS・連盟)か最高位戦の石井かと騒がれていた時代がありました。そこから白鳥は様々なところに抜擢されていたんですけど、一方の石井さんは途中で挫折を味わったみたいですね。
でもそこから自団体のタイトルを取って、Mリーグまで駆け上がってきたので、道中は並々ならぬ努力をしたと思います。石井さんは若い頃に、麻雀マスターズと王位戦のタイトルを取ったんですけど、それを見ていた時に「この子、強いな」と思いました。生命力に溢れる麻雀をしていた印象が強いですね。
―自団体の少し後輩にあたるHIRO柴田(EARTH JETS)さんもMリーグに参戦した。
今はHIRO柴田の方がリーグの上にいますし、僕が追いかける立場です。過去の話では、僕が鳳凰位を最初に取った年に決定戦で戦った相手。その時はHIRO柴田の中で僕に対する苦手意識があったと思うんですけど、そこから彼も並々ならぬ努力で進化して、今は僕が苦手意識を持っている。手強いのをよく知っているので、できれば対戦したくない相手です。三浦智博(EARTH JETS・連盟)も強いし、逢川恵夢(EARTH JETS・協会)さんもタイトルを取りまくっている。EARTH JETSは初年度から優勝争いに加わるんじゃないかぐらいの、すごくいいチームだと思います。
新シーズンの目標は



