やっぱり試合数の変化ですね。これは有利に働くと思います。個人的には40試合出たいと思っています。口にするかどうかは別として、チームの皆もそう思っているんじゃないですかね。当然、僕も「自分が一番強い」と思っていますし。ただ、うちは「出る・出ない」についてはすべて監督が決めます。
―勝っている最中は、どんな心境で打っているのか。
とにかく「より勝とう」ということだけです。相手の不利を利用してでも勝つ。それに尽きますね。もしも「早くからチームポイントを意識するチーム」があれば、それはだいぶ損だと思います。早い段階で条件戦を意識してしまうと、かえってマイナスになる。博打覚悟のように攻めるのは、終盤戦になってからの話であって、普段からそんなことをやっていたら絶対に損です。もし「損だけど勝てる」打ち方があるなら、それは最後の10戦くらいに限られると思います。
―今年から7人の新人が加入する。他チームで注目している選手は?
石井一馬(EARTH JETS・最高位戦)ですね。昔から「天才肌」「麻雀の才能がある」と言われてきた人。たまたまMリーグが始まったときに活躍していなかっただけで、内部的には評価されていた選手です。
―チームが増えたことで戦い方に変化は?
特にないと思います。システムが多少変わるくらいで、戦い方自体は変わらないですね。1日2試合になったことも、特に気になりません。視聴者数が比べられるようになると、ドリブンズはひどい数字を叩き出すかもしれませんけど(笑)。僕はそこはあまり気にしていないです。麻雀は「勝つこと」が一番大事なので。一番気になるのは「(スタジオの)狭さ」個人的には喫煙所(笑)。そういうハード面に意識が行きますね。
―昨年のファイナル後、渡辺太(最高位戦)さんがインタビュー中に号泣する場面もあった。
チーム戦は、個人戦よりも「勝ち」「負け」の重さが大きいんです。チームメイトに対する「申し訳なさ」が込み上げたんじゃないかなと思います。
―悔しい気持ちを消化するには優勝しかない。
それはもちろんです。このまま終われるのか?という気持ちは、毎年持っています。ここ2年は優勝できていなくても、それなりの結果は出せているとは思っていますが、やっぱり勝ち切らなきゃダメですね。
新シーズンの目標は



