【MLB】ドジャース 5—6 フィリーズ(9月15日・日本時間16日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手がフィリーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。第3打席で放ったライト線へのツーベースヒットが、実況・解説陣を戦慄させた。
2-1とドジャースが1点をリードする展開で迎えた5回1死一塁。2球目、外角低めのカーブを捉えた大谷の打球は、痛烈なゴロで一塁手ハーパーの横を突破。打球速度89マイル(約143.2キロ)でライト方向へ抜けていく一打は、ツーベースヒットとなってチャンスを広げた。
実況のDJケチャップ氏は「外のボールを思いきり引っ張ってもあの打球速度なんですね」と驚きを隠せない。さらに元メジャーリーガーで内野手出身、ABEMAの放送で解説を務めた岩村明憲氏は「ランナー一塁の場面で大谷選手が打席に立ったら、ファースト守りたくない。怖いが先にきますよね」と語り、守備側から見た恐ろしさを代弁。「ハーパーも動けてないですもんね」と、圧倒的な打球速度が内野手の反応を封じたことを指摘した。
また、同じく解説を務めた元メジャーリーガーの長谷川滋利氏も「引っ張ってくるのわかりますからね」とうなずき、DJケチャップ氏が「ちょっとライナー性になったらなおさら怖い」と続けると、岩村氏は「背景と被ったらボール見えづらくなるから、それだけはないようにお願いしたい」と、内野手の恐怖心をリアルに表現。
中継の視聴者が「二塁打谷」「ナイスツーベース」「ハーパー置物」と盛り上がり、大谷の爆速打球に沸いた。その一方で、守備のプロである元メジャー内野手ですら「怖い」と口にした一打は、改めて大谷のパワーと打球速度の異次元ぶりを印象づけるものとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



