【MLB】ドジャース 6ー9 フィリーズ(9月16日・日本時間17日/ロサンゼルス)
角度37度、滞空時間はおよそ6秒。その白球を誰もが見上げ続けた。ドジャースが2点差を追う展開となった8回、大谷翔平のバットから放たれた2年連続の50号は、球場をどよめかせる“ムーンショット”となった。
8回、マウンドにはフィリーズの2番手ロバートソン。先頭打者として4打席目を迎えた大谷はその2球目、内角へのカットボールをすくい上げるようにフルスイング。角度37度で高々と舞い上がった打球は、夜空に大きな弧を描いてライトスタンドへ飛び込んだ。打球速度は113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離は430フィート(約131.1メートル)。スタジアムに響き渡った大歓声の中、打球はおよそ6秒間も空中を漂い続けた。
衝撃の1発にABEMAの実況・解説陣も騒然。元メジャーリーガーで解説の川﨑宗則氏は「どこまで飛んでるの!えぇ!?」と驚愕し、実況の生明辰也アナウンサーも「滞空時間が凄かったですね」と思わず漏らした。長く夜空に浮かび続ける特大アーチに、放送席も言葉を失うほどだった。
中継の視聴者からも「角度やばいw」「ムーンショット」「一気にドジャーススタジアム盛り上がってる」など興奮の声が殺到。球場を埋めたファンも打った瞬間に総立ちとなり、両手を掲げて節目の1発を祝った。
打球の力強さだけでなく、誰もが見上げるほど長い滞空時間で観客を圧倒した大谷の50号。記録に残るだけでなく、光景そのものが記憶に残る衝撃の一打となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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