取組前、現役時代を振り返った湊川親方は、先輩・大栄翔について「負けたくない気持ちもあったんですけど、唯一自分が勝負師としてできなかったのが、大栄翔関との取組でしたね」と告白。続けて「他の相手に対しては、土俵の下まで突き落とす気持ちで、“自分が優しい気持ちでやるとやられるんだ”という気持ちを持ってやっていたんですけど、どうしても大栄翔関とやるときはやりにくさを感じましたね」と本音を明かした。
十三日目の取組では、立ち合い手を出して突っ張っていった大栄翔。だが下がらない朝紅龍に攻めあぐね、大栄翔は引いてしまう展開に。頭から飛び込んだ朝紅龍が前のめりに倒れるのと、大栄翔が土俵を割るのが同時に見える際どい決着となった。軍配は大栄翔に上がったが、物言いがつくこととなった。
これを受け、ABEMAで実況を務めた藤井康生アナウンサーが「どうですか?湊川さん」と見解を尋ねると、湊川親方は「あー、あ゛ー」と“聞いたことない“声を振り絞りつつ、「微妙っすね」と本音を吐露。先輩に対しても忖度なく意見を述べた。
物言い協議の結果、審判長で元大関・千代大海の九重親方は「行司軍配は大栄翔を有利と見て上げましたが、同体ではないかと物言いがつき、協議した結果、大栄翔の体が先に出ており、行司軍配差し違えで朝紅龍の勝ちといたします」とアナウンス。朝紅龍は押し出しで勝って6勝目を挙げ、敗れた大栄翔は7敗目を喫した。
現役時代に“やりにくさ”を感じていたという先輩・大栄翔について、声を振り絞りながら本音で語った湊川親方。その様子に、ABEMAの視聴者からは「どうしたww」「お景親方w」「正直でいいw」「本音が出たw」と注目するコメントが相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


