そして12巡目、渋川が苦しい選択を迫られた。1筒を引き入れ、3索が切れれば自身も5・8筒待ちのテンパイが取れる。しかし3索は永井のアガリ牌で、切った瞬間に放銃する運命があっていた。ここで渋川は「すいません」と一言、対戦者に断りを入れると熟考を重ね、最終的には苦渋の決断で2筒切り。面子を壊して放銃を回避した。
アガればトップという局面だけに、誘惑に負けて押してしまう人も多いだろう場面だったが、歯を食いしばって耐えたことに、ファンからは「流石です」「ええもん見せてもろたわ」「これすげーな」といった称賛が寄せられた。なお結果は永井がアガり、そのままトップ。渋川は2着に終わると、試合後のインタビューではビタ止めのシーンではなく道中の選択で正解していればアガれていたと反省を口にしていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



