将棋の藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖、23)に伊藤匠叡王(22)が挑戦する第73期王座戦五番勝負は10月7日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で第4局の対局を行っている。注目の一戦は、角換わり志向の立ち上がりから伊藤叡王が新工夫を披露。後がない藤井王座がカド番をしのぐのか、伊藤叡王が王座奪取を決めるのか、今後の進行から目が離せない。
後がない藤井王座がフルセットに繋げるか、タイトル奪取に王手をかけている伊藤叡王が決着を付けるのか。大注目の中、“将棋の聖地”・「元湯陣屋」を舞台に争われている第4局。藤井王座の先手で始まった一局は、角換わり志向の立ち上がりから伊藤叡王が新工夫を披露した。角を四段目に上がる秘策に、藤井王座も手を止めて考慮。先手は雁木模様、後手は矢倉となった。
高難度の力戦とあり、両者じっくり持ち時間を投入。ABEMAの中継で解説を務めた三枚堂達也七段(32)は、「後手には攻撃陣の理想形があるので、先手はそれを阻止したい。どちらかというと先手から動いていくことになるのでは」と今後の展開を見据えていた。
持ち時間は各5時間。
藤井王座、伊藤叡王が選んだ昼食メニュー




