上映後には、長屋監督、武内監督、大山プロデューサーを迎えた特別トークセッションが実施。セッションでは、藤本タツキの初期短編をアニメ化する上での制作上の課題や、藤本作品特有の作風を映像で表現するためのアプローチなど、貴重な舞台裏のエピソードが語られた。
まず、本作の制作経緯について尋ねられた大山プロデューサーは、「この作品を今回のワールドプレミアで、世界で初めて皆さんに見ていただき、本当に嬉しく、そしてホッとしています。「『ルックバック』に続き、本作『藤本タツキ17-26』のアニメ企画が、こうして形にできたことをとても嬉しく思います」とコメント。
原作の藤本タツキ氏に本企画を提案した当時について、「“初期の作品をアニメ化されるのは恥ずかしい”とおっしゃっていましたが、監督達には、面白いものを優先して、自由に作ってくださいというメッセージをいただきました」と振り返った。また、「8本の作品のそれぞれの個性を、アニメのクリエイターの演出によってさらに際立たせていこうと考えました」と、企画の意図を明かした。
原作漫画について尋ねられると、長屋監督は「『チェンソーマン』を読んだ後に『庭には二羽ニワトリがいた。』に触れましたが、藤本タツキ先生が今よりも若い頃に描かれたにもかかわらず、共通するものを感じました。兄と妹の関係や“変身”といったモチーフがすでに現れていて、『チェンソーマン』へとつながっているのが面白いと思いました。私自身アニメーター出身なので、アニメーションでどうキャラクターを動かすかを一番こだわりたかった。宇宙人がいっぱい出てくる作品で、見た目は宇宙人なのに、そのほかは全部人間と一緒。振る舞いや行動が宇宙人を見ていると、自分たちなんじゃないかと思えてくるように、キャラクターを動かしたいと思って作っていました」と語った。
一方、武内監督は、「『恋は盲目』は、僕が参加を決めた時点で最後に残っていた作品でした。恥ずかしいと思いながらも、自分が恋をした時のことを想像しながら作品を作りました。主人公の伊吹(いぶき)に思い入れを100%入れて作画しました。誰も気が付かないと思いますが、告白する時に頬も赤くなるが、耳たぶも赤くなるところに一番こだわりました」と話した。
お互いの作品についての感想では、長屋監督が「『恋は盲目』は本作の中で最もコメディ色が強い作品。それが武内監督の演出で、その個性がさらに際立っている」と評し、武内監督は「『庭には二羽ニワトリがいた。』は、藤本タツキ先生の原作らしさを失わずに、日本のアニメーションらしい日常の風景を美しく切り取っているのが印象的でした」とコメントした。
作品全体を通して共感したテーマとは- 日本語
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アニメ『チェンソーマン』放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | 犬とチェンソー | 忖度なしのMAPPAの全力 |
| 2 | 東京到着 | エッチ確認! |
| 3 | ニャーコの行方 | 魔人との契約(揉み) |
| 4 | 救出 | 夢バトルしようぜ! |
| 5 | 銃の悪魔 | エロいよ!!マキマさん |
| 6 | デンジを殺せ | コベニが大暴れ!! |
| 7 | キスの味 | そこはモザイクかかるのか… |
| 8 | 銃声 | 襲撃前のBGMが美しい… |
| 9 | 京都より | コベニ無双!! |
| 10 | もっとボロボロ | 超インテリ作戦、開始! |
| 11 | 作戦開始 | 未来最高!!未来最高!! |
| 12 | 日本刀VSチェンソー | 綺麗な劇伴に汚い絶叫 |





