将棋日本シリーズJTプロ公式戦準決勝第1局は、渡辺明JT杯覇者(41)の休場により、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)の不戦勝となった。10月12日には、愛知県名古屋市のポートメッセなごやで行われる「テーブルマークこども大会」の参加者を前に藤井竜王・名人と羽生善治九段(55)が特別対局を実施。振り駒の結果、先手番は羽生九段に決まった。
藤井竜王・名人は7年連続7回目の出場で、2022・23年に優勝を経験している。2年ぶり3度目のJT杯獲得を目指す今期は、初戦となった2回戦で佐々木勇気八段(31)に勝利。準決勝は渡辺JT杯覇者と対戦予定だったが、不戦勝で決勝進出が決まった。注目の決勝戦は、11月23日に東京都江東区の「東京ビックサイト」で行われる。
羽生九段は36年連続36回目の出場で、今期は初戦の1回戦で佐々木八段に敗れた。本局では不戦となった準決勝第1局に代わり、公開対局で藤井竜王・名人と特別対局を行う。
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