【MLB】ブルワーズ1ー5ドジャース(10月14日・日本時間10月15日/ミルウォーキー)
10月14日(日本時間10月15日)に行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ2回戦、ミルウォーキー・ブルワーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、ドジャース・大谷翔平が放った爆速タイムリーが話題となっている。
7回表ドジャースの攻撃、1死三塁という場面で巡ってきた1番・大谷の第4打席。その大谷を前に、ブルワーズベンチは2番手アブナー・ウリーベから左腕のアーロン・アシュビーを3番手としてマウンドへ。そのアシュビーとの対戦となったこの打席、大谷は高低を広めに使って散らす投球を見せるアシュビーに対し、外角低めに投じられた初球、2球目と、大谷はボール球を2つ見極めてカウント2-0とすると、3球目、真ん中高め、156km/hのシンカーを打ちにいってファウルに。続く4球目、真ん中低めいっぱい、157km/hのシンカーは見逃しでカウント2-2と平行カウントとなると、ここから2球目、大谷はボール気味の球を2つ打っていずれもファウルとすると、カウント変わらず迎えた勝負の7球目、内角低めに投じられた149km/hのシンカーを、大谷は片手一本を残して振り抜き、球足速くライトへと抜ける一打に。これで三塁走者のキケ・ヘルナンデスが生還。ドジャースは大谷によるこの爆速タイムリーで貴重な1点を追加することとなった。打球速度98マイル(約157.71km/h)と、大谷としてはそこまでの速さでないとはいえ、横っ飛びで打球を懸命に止めにかかったファースト、アンドルー・ボーンの真横を瞬く間に抜けていくこととなったこの一打にファンからは「目を覚ました」「復活やん」「安定の爆速」「わざわざ左を出すことなかった」といった様々な反響が巻き起こることに。
また、前述の通り、左打者の大谷に対し、ブルワーズベンチは“左殺し”としてアシュビーを投入したものの、大谷は同じ左投手でも、腕の角度が38度以下の投手に対しては打率2割台前半と苦手としている一方で、38度以上の左投手に対しては3割台をマークするなど、むしろ得意としているというデータも。各チームとも“対・大谷”として左投手を投入する場面は多いものの、必ずしもこうした対策が上手く機能するわけではないところに、大谷の大谷たるゆえんがあるといえそうだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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