【写真・画像】藤井聡太竜王が2連勝!「永世竜王」称号獲得へ前進 佐々木勇気八段のミス響きスピード決着/将棋・竜王戦第2局 1枚目
【映像】異例?藤井竜王と佐々木八段の“大盤感想戦” 実際の様子
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 将棋の第38期竜王戦七番勝負第2局が10月16・17の両日、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」で指され、藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)が佐々木勇気八段(31)に68手で勝利した。第2局は午後2時13分と早い時間での終局となり、シリーズ成績は藤井竜王の2連勝に。注目の第3局は10月31日・11月1日に京都市の「総本山仁和寺」で指される。

【映像】異例?藤井竜王と佐々木八段の“大盤感想戦” 実際の様子

 藤井竜王の先勝で迎えた第2局あわら対局では、佐々木八段の先手で角換わりの出だしに。藤井竜王は細かな駆け引きを仕掛けつつ、工夫が加えられた腰掛け銀を選択した。

 研究家としても知られている佐々木八段の作戦に大きな注目が集まる中、佐々木八段は敵に勢いよく角を打ち込む。この一手に藤井竜王の長考が見込まれたが、王者は動じることなく冷静に対応。逆に持ち時間を投入することになったのは佐々木八段だった。

 この時点で形勢に大差はなかったが、佐々木八段は昼食休憩を含めると3時間超えの大長考に沈むことに。誤算があったか手順前後を藤井竜王にとがめられる形となり、佐々木八段は1日目からに苦戦を意識せざるを得ない展開となった。早い段階で優勢に立った藤井竜王だったが、2日目に突入後も正確無比な指し手は緩むことはない。最後は鋭く寄せ切って、藤井竜王がシリーズ2勝目を手にした。

藤井竜王、佐々木八段の終局
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