将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)に佐々木勇気八段(31)が挑戦する第38期竜王戦七番勝負は10月17日、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」で第2局2日目の対局が行われている。形勢は藤井竜王が大きくリード。一気に決着がついてもおかしくない展開を迎えている。
藤井竜王が防衛5連覇で「永世竜王」か、佐々木八段が念願の初タイトル獲得か。藤井竜王の先勝で迎えた本局は、角換わりの出だしから早々に激戦へと突入することとなった。
挑戦者の激しい攻めに対し、藤井竜王も負けじと応戦することとなったが、佐々木八段はどこかで誤算が生じたか、1日目早々に苦戦を意識せざるを得ない展開に。ABEMAの「SHOGI AI」も1日目から藤井竜王側に大きく傾くこととなった。
藤井竜王の封じ手開封から再開された第2局は、解説陣も「最短の勝ちを目指す一番強い手」と話した本命の一手。佐々木八段が長考を重ねて昼食の定刻を迎えたものの、休憩明けには一気に決着がついてもおかしくない展開となっている。
持ち時間でも3時間以上リードしている藤井竜王が勝負を決めに出るのか、佐々木八段が苦心の長考から起死回生の一手をひねり出すのか。終盤戦に突入している本局の今後の進行から目が離せない。
藤井竜王、佐々木八段が注文した昼食メニュー




