万博では“目玉”となり、述べ1200人以上が人間洗濯機の体験者数となった。これにホテルや旅館が反応し、全旅連女性経営者の会の女将さんたちも視察に訪れ「気持ちよかったです。今日は服を着ていたので、出ているところしか分からなかったが、全身入るとどんな感じなのかな?というのは個人的には気になりました」と語った。

 万博期間中にはホテルやレジャー施設など7台の契約が決まったそうで、介護の現場での導入も目指すという。

 「2度目のチャレンジ」に慶應義塾大学理工学部の寺坂宏一教授は「前の万博の時に実現した技術の中で、一番最後発になったかもしれないが、家庭の中であるいは宿泊施設とかで使える技術にまで発展したというのはとても嬉しい。小さな泡を作るのは口で言うほど実は簡単ではなくて、そもそもウルトラファインバブルは目に見えないぐらい小さい。消費者の方に目に見えないものを信じろというのはかなりハードルが高い話。本当に大成功だったのではないか」と称賛。

万博でまかれた未来への種
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